夏の体の疲れと向き合う

2017.08.15

 

夏休みも終わりに近づいてきていますね。

 

夏は冷房による外気と部屋との温度差で体調を崩す方が多いようです。

胃腸の調子が良くない、いまいち体がだるいなど、病気まではいかずとも

体がいつもより重たいと感じている方。

いわゆる、夏バテかもしれません。

今回は、中医学の観点から、夏の養生法をお伝えします。

 

夏の不調の原因と起こりやすいトラブル

夏はなんといっても暑さがトラブルを起こす一番の原因となります。

暑さで大量の汗をかくと、水分の代謝が乱れ、体の水分が飛んでしまいます。

それにより、口や舌が渇いたり、便がかたくなったり、尿量が減って尿の色が濃くなったりします。

また、体温の上昇を防ぐため、血液を膚表面に集めて熱を発散しようとします。

そのために内臓に流れる血液が少なくなり、胃腸は逆に冷えやすい状態になっています。

暑いとついつい冷たい飲み物、食べ物が欲しくなりますね。

ですが、たくさん摂ると胃腸が冷え過ぎて、その働きが低下し食欲不振や消化不良につながります。

 

さらに、暑さは水分とともにエネルギー(気)も体の外に出してしまいます。

エネルギー不足となった体は、夏バテを起こしたり、夏カゼもひきやすくなったりします。

気は肺と深い関わりがあり、息切れなどの不調もおこります。

 

日本の夏は蒸し暑いのも、体調を崩しやすい原因です。

湿度が高いと汗がでにくくなり、体が水分が溜まってしまい、なんとなく体が重だるく感じたり、疲れやすくなったり、関節や腰が痛んだり、下半身がむくんだりします。

余分な湿気五臓の「」の働きを衰えさせ、消化吸収の働きを悪くします。すると、腸がゴロゴロする、お腹が張る、食欲不振といった症状があらわれます。

※脾のはたらき
現代医学での脾臓の働きは、血液を貯蔵し、免疫機能の一部を司る臓器です。

一方中医学での脾は、胃と力を合わせて食物を消化吸収と水分代謝をしてくれ、栄養を体の隅々まで運ぶ役割をしています。

 

夏の養生法

夏の不調は、暑さと湿度が大きな原因であることがわかりました。

夏の養生のポイントは、うまく汗をかいて、発汗で失われる気・血・水分を補うことになります。

具体的にどのようなことに気を付けるとよいのか記載しますね。

ご参考になさってください。

 

・熱や暑さを取り除く

 →体内に過剰な熱がこもらないように、寒涼性の食材を摂りましょう。

  おすすめ食材例:夏野菜(とうがん、ゴーヤ、きゅうり、トマト)、豆腐、小麦、蕎麦、緑茶など。

 

・エネルギーである気を補う

 →汗とともに出てしまった気を補う食材を摂ったり、心と体をしっかり休めましょう。

  おすすめ食材例:穀類(米、もち米)、芋類(じゃがいも、さつまいも)、豆類など。

 

・体内の水分の消耗をおさえ、生成を高める

 →お茶や旬の野菜をとり、水分を補いましょう。

 

・湿気を取り除く

→苦味のある食材で湿気を取り除きましょう。

 おすすめ食材例:ゴーヤ、ピーマン、緑茶など。

 

夏の不調をそのまま残しておくと、秋になっても体力が回復せず、抵抗力が落ちて風邪を引きやすくなります。

夏バテの症状はなるべく早く回復し、秋に向けて体調を整えるようにしましょう(^O^)

日々の食事は、おすすめの食材を意識してみてくださいね♪

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