冷え性の原因は十人十色「ただ温めればよい」は大きな間違い?
冬の時期に気になるのが、全身の冷え。
冷え解消に、`ただひたすら温めればよい’と思っていませんか?!冷える原因は、体質によって十人十色。
温めて楽になる人もいれば、のぼせて気分が悪くなるなど、逆効果の人もいます。
薬膳の面から自分の体質をチェックして自分にぴったりの改善方法をみつけませんか?
あなたは熱源不足タイプの冷え性?それとも循環不足タイプの冷え性?
【熱源不足タイプ】
□体力がない
□虚弱体質
□慢性疲労がある
□胃腸の弱りを感じる
□ダイエットを繰り返している
上記が当てはまるものが多い人は、体に熱がないために全身を温められない、熱源不足タイプの冷え性です。
体力の低下のため熱を作り出す力が不足していたり、栄養不足で炎を燃やすための薪が不足したりしているのが原因です。
熱源不足タイプの人の改善策は、「熱を作り出すものをしっかり補う」です。
【循環不足タイプ】
□ストレスが多い
□手足は冷えるが頭がのぼせる
□下半身太りが気になる
□むくみがある
上記が当てはまるものが多い人は、熱自体はあるのですが、全身にうまく行き届かせることができない、循環不足タイプの冷え性です。ストレスや環境の変化などにより、気の巡りが悪くなっていたり、血や水が滞っていたりすることが原因です。
循環不足タイプの人の改善策は、「気・血の巡りを整え、体にたまった余分な水を取り除く」です。
皆さんはどちらのタイプでしたか?次にタイプ別におすすめの食材を紹介します。
冷え性タイプ別おすすめ食材
それぞれの冷え性におすすめの食材とレシピ例を挙げます。
ご自身のタイプの食材を積極的に食べると、冷えが和らぐのを感じるのではないでしょうか。
どちらの冷え性も当てはまる、という方は、まずは熱源不足タイプの食材を摂ってみて体がどう変化するかを観察し、次に循環不足タイプの食材を摂ってみて変化をみてみてください。より体が良くなった方がご自身にあった食材です。
すぐに冷え性改善、というのはなかなか難しいですが、料理のメニューに意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。
著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士