2023.03.01

春の不調にオススメのお茶

3月は啓蟄や春分を迎え、虫たちが冬眠から目覚めるなど、本格的に春になっていく時期です。

春は季節柄、情緒不安定になりやすいタイミングでもあります。

 

健やかに過ごすポイントや情緒不安定になりやすい理由、春に起こりやすい不調にオススメのお茶をお伝えします。

 

春を健やかに過ごすには


春は植物が芽吹き、動物や虫も活発に動き出す季節。生命力や、新しい陽の気が満ちています。その気を逃さず取り入れる「春の養生」の方法をお伝えします。

春になると、やる気や元気も湧き上がってくるはず。そういった気持ちを抑えつけず、心身ともにのびのびと生活することが大切です。ところがこの季節に、気持ちを抑え込み、寒い冬のように閉じこもりがちな生活をしていると、夏になった時にうまく対応していけなる事もあります。夏に冷え性など体調不良になりやすい方は、春に内に活動的に過ごす事がおすすめです。

 

 

春に情緒不安定になりやすいのはなぜ?


春は暖かくなって過ごしやすくなりますが、「五月病」のようにやる気がなくなったり、イライラして精神的に不安定になる人も。

 

薬膳の考え方では、春になると五臓の「肝」が活発に働き出すとされます。その働きが盛んになりすぎると、肝と関連の深い自律神経のバランスを乱してしまいます。そのため、のぼせやめまい、不眠なども起こりやすくなります。

 

高ぶった肝の「気」を落ち着かせ、整えるには、ストレッチをして筋をのばしたり、春先に出回る葉野菜や、柑橘類を摂るのが効果的です。

 

 

春に起こりやすい不調におすすめのお茶


春に起こりやすい不調①【イライラ】

自律神経と関連が深い「肝」が高ぶると、イライラと怒りっぽくなりがち。

「気」の巡りを助けて、気分をすっきりさせてくれる、ミントティー・ウコン茶などがおすすめ。

 

春に起こりやすい不調②【目の疲れ、充血】

「肝」の機能が高ぶると、のぼせやすくなります。眼やその周り、鼻の粘膜が充血しやすくなります。菊花茶、ケツメイシ茶は、「肝」の余分な熱を冷まして、目の疲れをとってくれます。ぼーっとする時にもおすすめです。

 

春に起こりやすい不調③【鼻のぐずぐず】

先ほどお伝えしたように、肝の機能が高ぶると、鼻の粘膜が充血しやすくなります。そこに春に多いスギ花粉などが飛んでくると花粉症になり、鼻のぐずぐずが起こりやすくなります。甜茶やしそ茶には、アレルギー症状を和らげると言われています。

 

ご自身の気になる症状があれば、おすすめのお茶をお試しください。情緒不安定になるのは季節の影響もあるので、自分を責めずにゆったりとした気持ちで過ごしてくださいね。

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