旬の食材は栄養がたっぷり!
秋の代名詞、サンマ。
先日、大学時代の友人とBBQをしました。
旬のサンマを炭で焼くことで、さらに美味しさアップ♪
脂の乗ったサンマに少ししょうゆをたらして、パリパリの皮ごといただきます!
旬は、「その食材が一年で最もおいしく、栄養素もたっぷりと含んでいる時期」です。旬の食材は、味もさることながら、その季節に必要な栄養分も補えて、二重に‘おいしい’です。
例えば、冬が旬のホウレン草。
寒さの中、じっくりと太陽の光を浴び光合成を行っています。
ゆっくり成長することで、土から良質な栄養分をたっぷり蓄えているのです。
しかし、ギラギラと太陽が照りつける夏では、その暑さからホウレン草がどんどん水分を吸収し、促成栽培の状態に。スピードアップして育ったホウレン草は当然、蓄えられている「栄養分」や「味わい」が旬のそれとは異なってきます。
実際、旬のホウレン草とそうでない季節外れのホウレン草の栄養価を比較すると、2倍~それ以上の違いがあると言われています。人参やトマトなどの野菜でも同じ結果が出ています。
また旬は、季節に合わせて私たちの体に必要な栄養を与えてくれます。
例えば夏。夏は、水分やカリウムが多い「トマト」や「すいか」、「きゅうり」などの食材が旬を迎えます。それらは体こもった熱をクールダウンさせたり、食欲が落ちた時でも食べやすく不足しがちな栄養素を補ってくれます。
また、寒くなる秋から冬にかけては、体を温めてくれる根菜類が旬を迎えます。
つまり、旬の食材はその時期の体が欲する食材なのです。だからこそ、私たちは全身で美味しいと感じるのですね。
季節の流れに合わせて、その時どきの旬の食材をいただくことはとても合理的といえますよね。近年は栽培技術の向上により、通年で食べられる食材が増え、旬の食材が分かりにくくなっています。いつでも食べられるようになったのは大変ありがたいことです。
しかし、体にもよく、味もよく、おまけに安価で手に入る旬の食材を食べないのはもったいない!ですよね。
日に日に寒さが増す今日この頃、旬を意識して、食材を選んでみるのはいかがでしょうか。