何とかしたい脚のむくみ!『ヒハツ』で解消
夕方になると脚がパンパンで痛い。
むくんで脚が重たい。
脚だけなかなか痩せない。
など、脚のむくみで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
年末年始は塩分や糖分の多いものを食べる機会が多いので、特にこの時期はむくみやすい時期です。
脚のむくみはなぜ起こるのか、解消にオススメの『ヒハツ』の効能についてお伝えします。
脚のむくみはなぜ起こる?
脚のむくみがあると、動きづらく疲労もより感じてしまうので、なるべく早く解消したいですね。
そもそも何故むくみは起こるのでしょうか。
以下の3つが原因で、水分や血液の循環が滞っている事がほどんどです。
①重力・筋力低下
②塩分の摂りすぎ
③その他・疾患によるもの
①重力・筋力低下
血液は心臓のポンプ機能によって全身を循環していますが、心臓から遠い部位では重力に負けて血液が心臓へ戻りにくく、血行不良やむくみを感じやすいです。
さらに、筋力の低下による血行不良でむくみが起きやすくなります。
特に「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋力が落ちると、血液が心臓に戻りにくい状態が続くため、むくみの原因になると考えられます。ちなみに、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしは、ふくらはぎの筋肉が使えていない状態なので、むくみやすくなります。
②塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎた場合、人の体は水分をため込んで体内の塩分濃度を一定に保とうとします。その結果、体内の水分が外へ出されずにむくんでしまうのです。
対策としては、普段の食事から塩分を摂りすぎないように気をつけるほか、塩分排泄に役立つカリウムを含む野菜や果物を積極的に食べることをおすすめします。
ただし、持病のある方は主治医や栄養士の栄養指導にしたがってください。
③その他・疾患によるもの
女性の場合は、女性ホルモンの影響で生理前や妊娠にむくむことがあります。
また、甲状腺機能低下症・心不全・腎臓病・肝臓病などの疾患や医薬品の副作用によってむくみが起きる場合もあります。持病のある方や、急にむくみが気になるようになった方は医師に相談することをおすすめします。
むくみ解消に『ヒハツ』?
以前、こちらのコラムで冷え解消にオススメをした『ヒハツ』ですが、実はむくみ解消にも効果的。
コラムはこちらから。ヒハツについても詳しく記載していますので、ぜひご覧ください。
ヒハツは、ナガコショウやロングペッパーとも呼ばれるコショウ科の植物で、食べることにより、血液の流れを良くする働きがあります。実際に香辛料や冷えを改善する生薬として使用されることもあります。
ヒハツに含まれる有効成分、ヒハツ由来ピペリン類は、「健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する」科学的根拠があるとして、機能性表示食品にもよく使われるようになってきました。
ヒハツは胡椒と似た風味があり、胡椒代わりに利用できます。冷えやむくみの解消には、色々な料理に利用して少しずつ毎日摂取するといいですね。
なかなか毎日摂ることが難しいようでしたらサプリメントも利用していくと効果が得やすいかもしれません。
まとめ
多くの女性を悩ませる脚のむくみ。今回は、むくみの原因とむくみ軽減におすすめのヒハツについて紹介しました。
塩分の多い食事を控え、体の血行をよくし、巡りをよくすることがむくみ対策になります。筋肉量を増やすのも有効な手立てです。
また、より効率的に解消するには、ヒハツを食生活に取り入れるのはいかがでしょうか。
著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士