ビールは体にいいんです!?
ビールが美味しい季節になってきました。
ポリフェノールの抗酸化作用が注目されて以来、健康のために赤ワインを飲む人が増えましたね。
それに比べ、ビールはプリン体や糖質が多いため、避けている方や健康にはあまりよくないイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
そんな中、
「健康のために、ビール1日1杯」
という、ビール好きには嬉しい内容を提唱されている書籍がありました。
ビールは体にいい??
この著者によると、キーなのは原料の「ホップ」。
ホップはビールに欠かせない原料で、ビールに独特の苦味や香りを与え、殺菌の繁殖をおさえたり泡立ちや泡持ちを良くします。
これをきっかけにホップについて色々調べていくと、意外なビールの効能がわかりました。
ビールの意外な効能は以下の3つ。
①老化の原因となる活性酸素の発生を抑制
②コレステロール・中性脂肪を減少させる
③動脈硬化の軽減
今までの悪いイメージからは想像がつかない効能ですね!
これらの素晴らしい効能をビールにもたらす要因は何でしょう。
それは、イソフムロンという物質にあります。
ビールの原料となるホップに含まれるフムロンという物質が、ビールを醸造する過程で変化したものです。
ビールになる過程でイソフムロンに変化することで、初めて効能を得られるということです。
つまり、ビールの原料となるホップに有効成分が含まれているということですね♪
イソフムロンという物質以外にも、ビールの原料の大麦やフェノールという抗酸化物質が糖尿病や心臓病の発症のリスクを低減するという研究結果もでてきています。
ビールは体にいい!けれど注意点は?
ビールの原料のホップが体によい効能があることは分かりました。
ただし、飲みすぎは禁物!!
どの研究結果をみても、1日1杯(500ミリリットル程度)が健康を促すことが分かっています^o^
また、ビールをはじめ、アルコールを摂取するときに注意したいのが、ビタミン不足。
アルコールを摂取するときには特にビタミンB1が損失しやすいです。
アルコールやそれが体内で変化してできたアセトアルデヒドを代謝する酵素は、ビタミンB1を多く含むので、お酒を飲んだときはいつにも増してB1を必要とします。
ビタミンB1が不足すると、全身疲労、倦怠感、手足のむくみ、動悸、息切れなどの症状がでます(@_@;)
ビールと一緒に食べたい食べ物とは?
ビタミン不足のピンチから救ってくれる食品が、そうです、ビールといえば・・・
枝豆!ですね。
ただのおつまみと思っている方も多いと思いますが、ビールと枝豆は栄養価的にもとても良い組み合わせです。
枝豆は、ビタミンB1が多いのはもちろん、B2、Cなどのいろいろなビタミンが含まれています。
さらに、肝臓をアルコールの害から守ってくれるメチオニンが含まれていることからお酒のお供におすすめのおつまみです。
他にはカシューナッツ、ピーナッツ、豚肉にビタミンB1が多く含まれていますよ♪
からだもいたわりながら、おいしくビールを飲みましょうヽ(^o^)丿
著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士