2024.10.01

食欲の秋!食べ過ぎを防ぐ方法と食べ過ぎた時にオススメの食材

日中はまだまだ暑いですが、朝晩は涼しくなり過ごしやすい日も増えましたね。

秋は、実りの秋でもあり旬の食べ物も増え、暑さも落ち着くため食欲も増す時期。

そんな時だからこそ、ご自身の食欲を上手にコントロールするための方法を学び、食事を楽しみませんか。

 

秋に食欲が増すのはなぜ?


秋に食欲が増すのは諸説ありますが、代表的なものには以下のものが挙げられます。

①気候が快適

夏はうだるような暑さから、夏バテとなり食欲も落ちる傾向にあります。秋になると気温が一変し、過ごしやすくなり低下していた食欲が回復してきます。そのため、秋は食欲が増したように感じます。

②セロトニンの分泌低下

日光を浴びると、私たちの脳は『セロトニン』と呼ばれるホルモンを分泌します。このセロトニンは、【精神を安定させる働き】と【食欲を抑える働き】の2つの働きがあります。

秋は、夏に比べて日照時間が短くなるため、セロトニンの分泌が減り、食欲が増すと考えられています。

③基礎代謝の上昇

秋は夏に比べ気温が低下するため、身体は体温を維持しようとするため基礎代謝があがります。その結果、その分のエネルギーを補おうとするため、食欲が増すことにつながっていきます。

 

食欲を抑えるセロトニンの分泌を促す方法


上記で挙げた、食欲を抑える働きのあるホルモン、「セロトニン」の分泌を促す方法を4つご紹介します。

①運動をする、からだを動かす

一定のリズム運動は、セロトニンの分泌を促します。具体的な運動方法は、ウォーキングやジョギングなどです。運動を始めて5分後くらいからセロトニン濃度が高まり、20~30分でピークに達します。光を浴びながら日中にジョギングを行うとさらによく、睡眠の妨げにならないように、就寝の1~2時間前までには身体を動かすのを終えることをおすすめします。

なかなかまとまった時間をとって運動をするのが難しい方には、日常生活でリズミカルに掃除機・モップがけを行うこともおすすめです。

 

②トリプトファンを摂取する

必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」は、セロトニンをつくりだすための原料になります。トリプトファンはチーズバナナマグロなどに多く含まれているので、積極的に摂ることがおすすめです。

 

③夜はよく眠り、朝は太陽の光を浴びる

良質な睡眠は、セロトニンの分泌を促します。また、朝起きた後に太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、不規則な睡眠によって減少しがちなセロトニンの分泌が正常に戻るといわれています。

 

④気分転換、リラックス

ラベンダーやカモミールの香りはセロトニンの分泌によいとされています。良い香りでリラックスし、気分転換してはいかがでしょうか。

 

食べ過ぎを防ぐ方法


食事や調理の際には、以下のポイントを押さえて食べ過ぎを防いでみてはいかがでしょうか。

①食べる順番に配慮する

きのこや海藻などカロリーが低く食物繊維を豊富に含む食べ物を最初に食べると、血糖値の上昇が抑えられます。きのこや海藻類の後に、たんぱく質を多く含む主菜(肉や魚)、次に炭水化物の多い主食(ご飯)を食べると、太りにくく、ご飯の食べ過ぎも防ぎやすいです。

②かむ回数を増やす

食事をよく噛んで時間をかけて食べることで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。満腹中枢が作用して満腹感を得るには、食べ始めてから約15~20分程度かかります。この時間内に食べ過ぎないように、ゆっくりよく噛んで食べるのが大切です。

また、食材を大きく切る、食感を残すように固めに調理することで自然とかむ回数がアップします。

 

食べ過ぎた時に食べたい食材


中医学では、食べ過ぎて体に消化できないまま、食べものが停滞することを「食滞(しょくたい)」と呼びます。

食滞が続くとだんだん脾胃(ひい)に熱がこもり、口内炎や便秘になることも。

そんな時は、「消食(しょうしょく)」の作用を持つ食べ物を積極的にとることで、胃腸の働きを助けることができます。「消食」とは、食べ物を通じて脾胃の熱を冷まし、消化を助け、食べ物の停滞を解消する作用です。

☆消食の効能を持つ代表的な食材
大根、かぶ、おくら、大麦、山査子(さんざし)など。

栄養学的にも、「大根」や「かぶ」などに含まれるアミラーゼが、タンパク質などの食物を分解し、消化吸収を助けることはよく知られています。

 

まとめ


秋はなぜ食欲が沸くのか、また、食べ過ぎを抑える方法や食べ過ぎた時にオススメの食材を紹介しました。

食欲を抑えるホルモンのセロトニンを出すには、朝日を浴びることが効果的ですので、まずは、朝起きたら朝日をたっぷりと浴びてみてはいかがでしょうか♪

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