【 肌の栄養 】トラブル知らずのお肌を目指すには
季節の変わり目は、体調を崩しやすく、お肌の調子もいまいちになりがちですね・・・
今回のコラムは、私たちが不足がちな栄養素とお肌との関わりについてご紹介します(^^)/
肌トラブルが絶えない方は、ある栄養素の不足が関係しているかも!?
積極的にとりたい9つの栄養素
健康を保つためにはすべての栄養素をバランスよくとることがポイントです。
頭ではわかっていても、なかなか実践が難しいのが現実・・・
厚生労働省によると、現代の日本人は以下の9つの栄養素が不足しがちと発表しています。
食物繊維、ビタミンA、ビタミンB1、
ビタミンB2、ビタミンB6、カリウム、
カルシウム、マグネシウム、鉄
これらの栄養素の中で何が美肌づくりに関係してくる栄養素でしょうか??
トラブル知らずのお肌になるには
お肌はビタミンA、鉄、カルシウム不足に注意!
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つために必要な栄養素。
肌の基礎体力をあげるために、必要不可欠な存在と言われています。
肌のカサつきやシワに悩んでいる人はしっかり摂りたいですね(^^♪
鉄は赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となる栄養素。ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割をします。
ですので、鉄が不足すると、肌への酸素供給量が減って肌の新陳代謝が低下し、シミができやすくなります。
また、肌の潤いを保つ役割があるコラーゲンの原料はタンパク質で、体内でコラーゲンを合成する際、鉄とビタミンCが必要です。鉄が不足するとコラーゲンが合成できずシワの原因となっていきます。
骨に多く存在しているカルシウムは、お肌でも大事な働きを担っている成分です。角質層の一つ下にある顆粒層に存在して、顆粒細胞が分化・成熟して角質細胞を作るのに欠かせません。カルシウムが不足すると、新しい角質細胞を作るスピードが遅くなり、お肌のターンオーバーの乱れの一因となります。
不足しがちな栄養素が及ぼす美容への悪影響はわかりましたが、どうやって補っていこう…?!という不安が残りますね。
それぞれの栄養を様々な食品から摂るのが一番ですが、なかなか難しい。。。
そんな方には、モリンガのような、栄養素を多く含んだ植物や食材から取り入れるのもオススメです(^^♪
著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士