【10月の食事で免疫力アップ】季節の変わり目に体調を崩さない食べ方のコツ
10月は季節の変わり目で、朝晩の冷え込みや乾燥によって体調を崩しやすい時期です。特に「風邪をひきやすい」「疲れが取れない」「だるさが続く」と感じる方は多いのでは。
そんなときに意識したいのが 「10月の食事で免疫力を高めること」 です。旬の食材や栄養素を上手に取り入れることで、風邪予防や体調管理につながります。
本記事では、栄養士の視点から「10月におすすめの食事と免疫力アップの栄養素」、さらに「コンビニや外食での賢い選び方」まで詳しく解説します。
目次
10月に免疫力が落ちやすい理由とは?
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昼夜の寒暖差 → 自律神経が乱れて疲れやすくなる
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乾燥 → 鼻やのどの粘膜が弱まり、ウイルスが侵入しやすくなる
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夏の疲れの残り → 胃腸が弱って栄養を吸収できず、免疫低下につながる
つまり「10月の体調不良」は、気温差+乾燥+疲労が重なった結果。だからこそ 食事で免疫力を高めることが大切 です。
免疫力を高める栄養素と食材(10月におすすめ)
🍊 ビタミンC(風邪予防の王道栄養素)
抗酸化作用があり、免疫細胞を活性化。乾燥に弱い粘膜を守る役割も。
⇒柿、みかん、ブロッコリー、ピーマン
🥩 たんぱく質(免疫細胞の材料)
不足すると免疫力が一気に下がります。毎食意識して摂りましょう。
⇒ 魚、鶏肉、大豆製品、卵
🥜 亜鉛(粘膜を強化し免疫をサポート)
味覚の維持にも関わるミネラル。秋が旬の牡蠣は特におすすめ。
⇒牡蠣、牛肉、かぼちゃの種
🍠 食物繊維+発酵食品(腸内環境=免疫力の土台)
腸内細菌を整えることは風邪予防に直結します。
⇒きのこ、ごぼう、納豆、味噌、ヨーグルト
🐟 ビタミンD(注目の免疫調整栄養素)
風邪やインフルエンザ予防に効果的。日照時間が減る秋以降は特に意識を。
⇒秋鮭、サンマ、きのこ類
【コンビニ編】手軽にできる免疫力アップの食事選び
・おにぎり+サラダチキン+野菜スープ
→たんぱく質と野菜を一緒に摂れる王道セット。体を温めて胃腸にも優しいです。
・サバ缶+カット野菜+雑穀入りおにぎり
→DHA・EPA・ビタミンDが豊富な青魚を手軽に補給しましょう!
・ヨーグルト+バナナ+ナッツ
→腸活とエネルギー補給を両立できる軽食です。
【外食編】10月の免疫力を落とさないメニュー選び
・和定食スタイル
→魚+副菜+ごはん+汁物 という定食スタイルは、 栄養バランスが整いやすいです。
なるべく肉より魚の方が、消化に負担がかからず、不飽和脂肪酸も摂取できるのでおすすめです。
・麺類だけはNG。小鉢を追加
→野菜や卵をプラスして、たんぱく質とビタミンを補うことがおすすめです。
お腹も空きにくくなりますよ。
・夜は揚げ物を避け、消化の良い料理を
→油ものは消化に負担がかかります。未消化のまま睡眠に入ると、睡眠の質にも関わります。
睡眠の質を守り、翌日の疲労感を軽減していくことがよいです。
まとめ|10月の食事で免疫力を守ろう
10月は「季節の変わり目」で体調を崩しやすい時期です。
風邪予防と免疫力アップには以下がポイント👇
・ビタミンC・たんぱく質・亜鉛・ビタミンDを意識する
・腸内環境を整える食物繊維&発酵食品をプラス
・コンビニや外食でも選び方次第で免疫力を守れる
旬の食材を楽しみながら、体の中から強い免疫力を育て、この秋を元気に乗り切りませんか。

著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士