ほうれん草の鉄分で血色美人に
東京都心では4年ぶりに20cmの積雪になるなど、寒い日が続いていますね。
寒いとどうしても肩に力が入り肩こりになったり、血のめぐりが悪くなりますね。
血を運ぶ役割の、鉄分。
皆さん、しっかり補えていますか?
特に女性は不足しがちなので意識して摂る必要があります。
今回は、血色美人には欠かせないほうれん草をピックアップします♪
ほうれん草の鉄分は天然のチーク効果
ほうれん草は鉄分を多く含む野菜です。
鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血を起こし、疲れやすい、頭痛、動悸、食欲不振などの症状を引き起こします。鉄は肺から取り込んだ酸素を全身に運ぶ役割や体の隅々に栄養を行きわたらすというとても大事な役割があります。
鉄不足で血色の悪い顔になっていませんか?
寒さで体が冷えているとさらに血の巡りが悪くなるうえ、そもそも鉄が不足していては体に栄養がいきません!
しっかりと鉄分を補って、体内から「天然チーク」効果を生み出していきましょう♪
ほうれん草は美肌づくりにも欠かせない
ほうれん草はペルシャ原産の野菜。
ペルシャの気候が冬に似ているため、ほうれん草の旬は12月~2月くらい。
1年を通して販売されていますが、冬のほうれん草はじっくりと成長するため、ビタミンCが1年で最も多く含まれています。
7月の含有量10mg/100gに比べ、2月は70mg/100gと7倍もの差があります。
2月のほうれん草は、1束(300g)でレモン10個分(1個20mg)のビタミンCを含んでいるため、鉄分に加え、美肌効果の期待できる野菜です。
ほうれん草の効果的な摂り方
薬膳の面からみると、ほうれん草は涼性の野菜に分類され、体を冷やす効果があります。
体の熱を取ってくれるので、熱があるときには良いのですがこの時期に生で食べるのはあまりお勧めしません。
茹でる・炒めるなど火を入れたり、生姜やニンニクなどの温める食材と一緒にとるとバランスが取れます。
また、体を潤す効果があり、口が渇きやすい、顔や唇、舌が乾燥している方にはおすすめの食材です。
特に大腸に効いてくる食材なので、便秘に悩んでいる方にはぜひ摂っていただきたい食材です。
今夜のおかずは、ほうれん草のニンニク炒めやほうれん草カレーでいかかでしょうか?(^O^)
著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士