毎日バナナうんち、ででますか?
『便秘はしていません、毎日でています』
と言う方も、どんな便をどれくらい出しているでしょうか?
理想の便は、バナナうんち と言われ、バナナ2~3本分、少し浮くものです。
今日はいったいどんな便を出したでしょうか?
いい便を出すには「腸内環境」を整えることが近道です♪
バナナうんち を出すためには?
理想の便、バナナうんちを出すには、腸内環境を整えていきましょう!
では、腸内環境が整っているとはどんなことでしょうか。
人間の腸には100種類以上、100兆個以上もの細菌が生息しています。
これらの細菌は、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分けられ、
それぞれが適正な割合で保てていることが腸内環境が整っている状態です。
善玉菌とは、主に体によい影響を及ぼす菌。
腸の働きを活性化させ、便秘や下痢を予防したり、病気に対する抵抗力を高めたりしてくれます。
悪玉菌とは、主に体に悪い影響を及ぼす菌。
腸内の腐敗を進め、便秘や下痢を起こしたり、匂いのきつい便になります。
日和見菌とは、とくによい働きもしないが、悪い働きもしない細菌。
善玉菌が多いときはおとなしく、悪玉菌が増えると有害な作用を及ぼすことがあります。
「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」の理想的なバランスは2:1:7。
善玉菌の中でも様々な種類の菌がおり、人それぞれの良いバランスがあります。
たとえばある人の腸内にはビフィズス菌が10%いるのが理想だとしても、別の人の腸内にも同じように10%いることが理想だとは限らず、人によって理想の腸内細菌の構成も異なります。
腸内細菌は私たちが食べたものをエサにして生きているので、どんなものを食べると便の調子がいいのか、また悪くなるのかをしっかり観察することが大切です。
便秘ではなくても、いい状態の便が出ていない方は、腸内細菌のバランスが悪い可能性があります。
いい状態の便、バナナうんちは、善玉菌が優位になっていて、
- 量:バナナ2-3本
- 色:黄色~黄褐色
- 臭い:きつくない(赤ちゃんのは、ビフィズス菌が多いので甘酸っぱい臭いがする)
- 硬さ:練り歯磨き程度
- 排便:いきまずにストーンと気持ちよく出る。軽く水に浮くとベスト!
という便です。
さて皆さんは、どんな便を出していますか?
そんなに自分の便なんて見ていないよ、という方は、まずはしっかり観察するところから始めていきませんか?
うんちは体からの「お便り」です♪
腸内細菌を整えるコツは、こちらをご覧ください。
著者プロフィール
椙山女学園大学卒業後、食品原料商社にて様々な食品原料の開発に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として年間500人以上に栄養指導、食品添加物セミナー、企業のコラムなどを執筆。また、マクロビ・薬膳・自然療法・望診を学び、西洋・東洋の面から見た、病気にならない体づくりを研究中。
《保有資格》
管理栄養士 / 管理薬膳師 / 上級望診指導士